【無料】2015年度のリフォーム産業新聞の調査で依頼件数No.1
産業用太陽光発電のメリット・デメリット
まず、産業用太陽光発電のメリットをあげます。
・ローリスクでハイリターンな投資であること(出力50kWなら年利10%が可能)
・国の制度であり20年間、固定価格で買い取ってもらえて不払いがないこと
・20年経過後も自家発電での使用や、地域新電力などに売電ができること
・太陽光発電システムの初期費用が下がっている(1kWあたり20万円以下)
・太陽電池パネルの出力低下は、保証でカバーできる
・電気は必要なエネルギーである
・自己資金がなくても各種ローンが借りられる
>ローリスクでハイリターンな投資であること
FITにより、太陽光発電システムの産業用・住宅用の需要が増え、海外製メーカーの参入などにより、初期費用が大幅に下がりました。
売電価格が下がっていますが、その分システムも安くなっているため、年利10%の投資が可能です。
詳細はタイナビNEXTや、土地付き物件の投資サイトのタイナビ発電所で確認してください。
>国の制度であり20年間、固定価格で買い取ってもらえること。不払いがないこと
これはそのままの意味です。出力制御の可能性も確かにありますが、じっさいに制御されたのは2015年5月5日、種子島の1日のみ(2015年9月時点)。
さらに住宅用太陽光発電については、出力制御によるリスクは恐れることはないといったシミュレーションもでています(太陽光発電協会 出力制御シミュレーション)。
>20年経過後も自家発電での使用や、地域新電力などに売電ができること
太陽光発電システムの寿命は、20年〜30年といわれています。パワーコンディショナも10年から15年です。
20年使ったあとは自家発電に使うもよし、地域の新電力に売電するもよし。売ってしまう方法もあります。
>太陽光発電システムの初期費用が下がっている(1kWあたり20万円以下)
たとえば、Looopの自分で作れるMY発電所キット78の場合、価格は1150万円。78kW、kW単価は14.7万円で、部材コストの投資回収期間は約4.5年となっています。
豊富な発電量とリーズナブルな価格で新FIT価格にも対応しています。
>太陽電池パネルの出力低下は、保証でカバーできる
メーカーによって異なりますが、太陽電池パネルには10年以上の保証がついています。不具合のおきたモジュールは、無償で交換してもらえます。
>電気は必要なエネルギーである
これから20年間で電気が不要になるとは考えられません。日本以外の国も電気エネルギーの需要はますます高まっています。
>自己資金がなくても各種ローンが借りられる
太陽光発電はいまだ利益が見込める事業なので、金融機関から融資を受けて事業が行えます。ソーラーローン、メーカーローン、銀行、地方自治体など、さまざまな融資が受けられます。
つぎに産業用太陽光発電のデメリットをあげます。
・売電価格(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)が毎年下がっている
・日射量が気候や天気に左右される(発電が安定しない)
・20年のあいだに不具合の発生する確率が高い
・パワーコンディショナなど交換する必要がある
・発電をしているか監視とメンテナンス(定期点検)が必須
・出力制御の可能性がある
・自然災害による損害の可能性(保険あり)
・盗難やイタズラ被害を防止するために防犯対策をする
・20年の間に周辺環境が変化することも(陰になるビルや建物ができる等)
>売電価格(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)が毎年下がっている
FITがスタートした時は42円(税込)だった買取価格が、2016年には20円台にまで下がってしまいました。これから上がることはおそらくないでしょう。
>発電量が気候や天気に左右される(発電が安定しない)
太陽の光でエネルギーをつくるシステムの弱点でもあります。夜も発電しません。
>20年のあいだに不具合の発生する確率が高い
10年のあいだに3割以上のトラブルが発生しています。遠隔監視装置で不具合の早期発見と対応が必要です。
>パワーコンディショナなど交換する必要がある
交換や修理が必要なのは太陽光電池パネルより、パワーコンディショナのほうが多くなっています。
>発電しているか監視とメンテナンス(定期点検)が必須
電気は目には見えません。また発電をしているかモジュールの外見からはわかりません。そこで遠隔監視装置で発電量をチェックする必要があります。もちろん、定期点検も必要です。
>出力制御の可能性がある
メリットのところにも書きましたが、可能性はまったくないわけではありません。
>自然災害による損害の可能性(保険あり)
台風、水害、地震、落雷など屋外に設置する太陽光発電システム。保険には入っておきましょう。
>盗難やイタズラ被害を防止するために防犯対策をする
泥棒にパネルや銅線が盗まれる事件もありました。こちらも監視カメラや防犯装置が必要です。
>20年の間に周辺環境が変化することも(陰になるビルや建物ができる等)
20年のうちにビルができる、マンションが建つなど周辺環境は変化します。よくありがちなのが草が生え、陰になって発電量が落ちること。
【固定価格買取制度の設備認定について】
設備認定とは、法令で定める要件に適合しているか国において確認するものです。
固定価格買取制度を利用して売電をするためには、事前にこの「設備認定」を必ず受ける必要があります。
発電設備の認定作業は、申請書類が整ってから認定まで約一ヶ月ほどの期間がかかります。