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太陽光発電システムはオーダーメイド
【太陽光発電とは】
太陽光発電とは、太陽の光エネルギーを直接、電気のエネルギーに変換する発電方法です。
なお太陽電池と呼びますが、発電するだけで電池のように蓄電する機能はありません。
【太陽光発電の発電量を決めるもの】
太陽光発電の発電量は、太陽電池の変換効率など性能や、屋根に設置できる枚数(大きさ)、設置環境(南向き)、地域差など、いろいろな要因で異なります。
発電量で最も影響を受けるのが
・日射量
・日照時間
・モジュールの温度
です。
太陽の放射エネルギーを日射量と呼び、日射量が多ければ発電量も増えます。日照時間とは、ようはパネルに太陽の光が当たっている時間のことで、長く当たっているほうが発電量も増加します。
屋根やモジュール(太陽光パネルの集合体)の温度が上がると発電量が落ちます。太陽電池は、温度が上昇すると発電量が減少する特性のためです。
対策としては、温度が高くなっても発電量が減少しにくいHIT型太陽電池を用います。ほかに曇りでも発電量が減少しにくいCIGS型太陽電池もあります。
【太陽光発電は、オーダーメイド】
太陽光発電は、オーダーメイド(一点もの)です。
どのメーカーの製品も同じ形、色をしているため、価格だけ比べて購入される方も多いようです。しかし、システムの購入は、太陽電池の発電量や価格だけで決めてはいけません。
そもそも太陽光発電システムを設置する住宅でさえ、同じものは一つとしてありません。住んでいる場所(都道府県)も違いますし、家の向き、日照時間、屋根の角度、屋根の面積、屋根の材質(スレートや瓦)、すべてが異なります。
ほかにも、設置はできるけれど採算のとれる太陽光パネルの枚数が屋根に乗せられない、常に住宅が高層ビルの日陰になっている、冬は豪雪でパネルが埋まってしまう、火山灰が降りそそぐので一年中発電効率が悪い、ということもありえるのです。
【太陽光発電サイトについての疑問】
わたしはこのホームページを作るために、多くの太陽光発電と名前のついたホームページやブログを見てまわりました。
すると皆さん、不思議なことに「価格が安くなるから、とにかく見積もり!いますぐ比較!」ばかり。
まずは、太陽光発電を取り付けることが可能か、取り付けた場合に発電量がどれだけあるかを調べるのが先だと思うのですが。
携帯電話やカーナビゲーションが世の中に登場したばかりのころ、携帯電話は山のほうで圏外になり通話できないことがありました。カーナビゲーションも同様です。
数百万円もする太陽光発電システムを購入しても使えない、取り付けても元がとれない、取り付けないほうが良い場合もあります。
太陽光発電システムは、オーダーメイド。だからこそ、まずは自分の家に取り付けることができるのか、取り付けた場合はどれだけ発電できるのかを調べましょう。
価格を調べたり、比較するのはそれからです。
【住宅用ソーラー発電シミュレーションのススメ】
インターネットの検索エンジンで「太陽光 発電 シミュレーション」で検索すれば、無料でシミュレーションできるホームページが、いくつもみつかります。
わたしのお勧めは「じぶん電力」の無料シミュレーション。1分で入力が完了します。
・住宅用ソーラー発電シミュレーションの流れ
ホームページによって選択肢や入力する項目が違いますが、どこもだいたい同じです。
住んでいる都道府県を選ぶ(郵便番号を入力する)。契約している電力会社と電気の料金メニューを選ぶ。買取制度(売電)について選ぶ。現在の電力量料金を入力する。生活パターン(朝型・中間型・夜型)を選ぶ、屋根の形や大きさ(面積)、屋根の設置傾斜角度を選ぶ、屋根の向きを選びます。
これで年間予測発電電力量、年間予想節約電気料金などもわかります。
発電シミュレーションが終わり、あなたの住宅に太陽光発電システムが取り付けられることがわかりました。
つぎは「太陽光発電システムを導入する目的」を明確にしましょう。ここがしっかりしていないと、簡単に訪問販売の営業マンの甘いトークに騙されます。