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太陽光発電システムの設置費用と寿命
【設置費用と機器の寿命】
太陽光発電システムが環境にもお財布にも優しいことはわかりました。
でも、設置には一体いくら費用がかかるのか。そして機器の寿命はどれくらいなのか、気になる人は多いようです。
太陽光発電について知りたいベスト10
1位 設置費用はどのくらいかかるのか
2位 どのくらい電気が作れるのか、また売れるのか
3位 機器はどのくらいもつのか
4位 くもりの日が続いたら電気が使えなくなるか。影の影響はあるか
5位 国から補助金が出るのは本当か。その他の補助金はあるか
6位 停電したとき、災害時に使えるか
7位 余った電気は売ることができるって本当か
8位 どんな機器を設置するのか
9位 太陽光電池モジュールの面積と重さはどのくらいなのか
10位 日照時間の長い夏のほうが多く発電するか
以上のように、費用に関するものが多くみられます。
太陽光発電所ネットワークの「太陽光発電システム購入プロセス流通構造調査報告書(2005年)」より。
【太陽光発電システムの設置費用】
1kWあたり35万円〜40万円を目安にしてください(2016年)。5kWなら200万円です。これ以上、高い場合はその理由を必ず業者に聞き、納得できる説明がなければ契約はしないほうがいいでしょう。
また極端に安い場合も気をつけましょう。太陽光モジュールは同じ製品でも、利益を出すために架台(土台)に安い材料を使われたり、いいかげんな設置や手抜き工事の原因になるので注意が必要です。
なにごとにも適正価格があることを忘れないでください。
【設置費用の内訳】
費用は、システム関連の費用と工事費用、設置後のメンテナンス費用がかかります。
システム関連費用は
・太陽電池
・パワーコンディショナ
・接続箱
・接続用ケーブル
・売電用メータ
・発電モニタ
・輸送費など
工事費用は
・設置工事
・電気工事
・足場工事
・屋根の基礎工事(必要な場合)
となります。
【どのくらい電気を作れるのか、また売れるのか】
発電量や売電金額は、設置する太陽光パネルの面積やワット数、機器の性能、地域差(日射量など)で違います。
一般的に7割程度の電気をまかなえると思ってください。
【機器の寿命】
太陽光モジュールは、20年〜30年程度。パワーコンディショナは10年〜15年で交換になります。
【取り付けについて】
築年数が長い、いわゆる古い家に太陽光発電システムを取り付ける場合、屋根への影響、荷重を考えます。たとえば3kWのシステムは、架台を含めた重量は300〜400キロとなります。
たいていの住宅に設置できますが、屋根の補強が必要になったり、設置できないこともあります。
なお、新築と既築の割合では、まだ2/3近くを既築が占めています。
【影やくもりの影響はあるか】
影や曇りの影響はあります。確実に発電量が下がります。常に何かの影になっていないか、確認をしておきましょう。
【国から補助金はでるか。その他の補助金はあるか】
太陽光発電+補助金でグーグルにて検索すると、パナソニックさんの「全国の補助金がわかる」などがでてきます。いくつかの質問に回答すれば、補助金がいくらでるかわかります。
【停電したとき災害時に使えるか】
使えます。ただし1.5kWまで。ラジオが聞ける、スマートフォンが充電できる、電気ポットでお湯がつかえます。蓄電池と併用すれば、太陽のでていない夜でも電気が使えます。
【日照時間の長い夏のほうが多く発電するか】
太陽光が当たっている時間の長い夏も発電量は多いほうです。しかし、太陽光モジュールの弱点に「温度が高いと変換効率が落ちる」があります。
そのため、日照時間が長く、気温もそれほど高くない春が一年で一番発電量が多いのです。